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認知症の介護で家族にできることとは?意識しておくべき5つを解説

認知症といえば、高齢者の病気だというイメージがありましたが、現在では65歳以下であっても発症するケースが増えてきています。

自分の家族が認知症を発症したら、家族はどうサポートしたらいいのでしょうか。

そこで今回は、認知症の介護で家族ができることについてご紹介します。

認知症の家族のサポートに悩んでいる方や、知識として持っておきたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

 

認知症介護をしている家族ができることとは

 

認知症の家族を介護する場合、最も身近にいる家族にストレスが集中してしまう可能性があります。

そのため、ここで紹介することは、誰か一人が知っておけばいいのではなく、家族全員で共有しておくことが何より重要です。

それでは、認知症介護をしている家族ができることについて、詳しく見ていきましょう。

 

①認知症かなと違和感を感じたら早めに専門医を受診する

 

認知症の原因によっては、早期治療で症状の改善が見られるケースもあります。

また、症状の進行を遅らせる治療薬の開発も着々と進んでいます。

もし、家族が認知症を疑うような言動をし始めたら、なるべく早めに専門医を受診し、適切な治療を受けましょう。

 

②認知症についての知識を習得する

 

認知症を発症すると「記憶障害」や身近な人が誰か分からなくなる「見当識障害」など、さまざまな症状が現れます。

これまで一緒に過ごしてきた家族であっても、いざ症状を目の当たりにすると、戸惑ってしまうものです。

そのため、認知症になるとどんな症状が現れるのか、どのように進行していくのかをあらかじめ知っておくと、不安や戸惑いも減らすことができるでしょう。

 

③公的サービスを利用する

認知症介護が必要になったら、家族だけで介護するのではなく、介護保険など公的サービスを最大限活用しましょう。

介護保険を利用すると、要介護認定の段階に応じて、ショートステイやグループホーム、特別養護老人ホームなどを利用できるようになります。

プロの手を借りながら介護を行うことで、家族のストレス軽減や息抜きにもなるため、積極的に利用するといいでしょう。

 

④相談できる人を見つける

 

家族の認知症介護に関わっている方は、悩みを打ち明けたり、相談を聞いてもらえたりする人を見つけておきましょう。

近くに話ができる人がいない場合は、市町村の相談窓口や地域のコミュニティを利用するのも手です。

また、インターネットを使えば、同じような境遇の人とつながることも難しくありません。

一人で抱え込まず、自分のことを理解してくれる人に出会える場に参加することが大切です。

 

⑤自分の時間を持つ

 

家族の介護に関わっている人は、どうしても介護中心の生活になってしまいがちです。

しかし、自分の時間を持って、自分の好きなことをして過ごす時間を設けることは、介護者の心の安定につながります。

結果として、自分の時間を意識的に持つことは、自分はもちろん、認知症とたたかっている家族にもいい影響を与えるでしょう。

 

認知症の家族だけでなく自分たちのことも大切にしよう

 

今回は、認知症介護で家族にできることについてご紹介しました。

認知症の家族を持つと、進んでいく症状や、ずっと一緒に過ごしてきた家族が変わっていってしまう戸惑いに、大きなストレスを抱えてしまいます。

認知症の家族の介護を行う予定がある方は、ぜひ今回の記事を参考に、家族で意識のすり合わせを行ってみてはいかがでしょうか。