介護のストレスから解放されるには?原因と解決策3選!
少子高齢化が進む日本社会の中、介護をしている人が多くいるのが現状です。
2016年の厚生労働省が発行した「国民生活基礎調査」によれば、配偶者、子、子の配偶者の構成で介護をしている割合が半数以上も示すことが明らかとなりました。
さらには、その中で介護者が日々の悩みやストレスを抱えている割合は68.9%にも及びます。全体の約7割程度の人が、介護に対してストレスを抱えているのです。
そこで、今回は介護のストレスの原因とストレス解消方法を3つご紹介します。
介護によるストレスは、主に4つ挙げられます。具体的には、以下の通りです。
端的に言えば、精神的疲労と身体的疲労によるものです。要介護者をベッドに移動させたり、着替えや入浴を手伝ったりと、身体的な疲労がたまりやすいにもかかわらず、出費もかかります。家族や周囲の人が非協力的であるほど、介護者の負担や時間も削られていくことになります。
このように、精神的・身体的な理由が介護のストレスの原因となるのです。
介護のストレスの原因についてお話ししました。では、そのストレスを解消するにはどのようなことを意識すれば良いのでしょうか?以下の解決策を3つご紹介します。
それでは、ひとつひとつ具体的に説明していきます。
介護者自身の生活軸を介護だけが占めてしまうと、疲労は溜まっていくばかりです。介護に対して同じような悩みを持つ介護仲間をつくれば精神的な疲労が発散されます。介護者のコミュニティなどに積極的に参加すると良いでしょう。
また、ショートステイやデイサービスを検討するのも一つの手です。そうすれば、介護をしない間に自分の好きなことに時間を充てることが可能となります。
ケアマネージャーやケアプランナーなどの、介護の専門家に相談するのも一つの解決策となります。
正しく詳しい知識を持っている専門家であれば、介護に関しての適切なアドバイスをもらうこともできます。相談相手は、何も専門家である必要性はありません。身近な人で介護に関して相談できるようであれば、その人に相談してみるのも良いです。
介護者自身が介護を続けられるようにするためにも、施設の入居を検討するのも良いでしょう。
介護サービスにも色々なものがあります。短期間・短時間であれば、以下のようなサービスを検討してみてはいかがでしょうか。
先ほどもお話ししたように、一時的にでも介護から離れた方がストレスの発散がされやすくなります。介護者が体を崩して共倒れにならないためにも、施設を検討してみるのも解決策となります。
介護のストレスの原因と解決方法をお話ししました。
介護は、身体的にも精神的にも疲労がたまりやすいです。一人で抱え込まずに、勇気を振り絞って周りの手を借りてみたり、自分自身で情報収集してみたりしましょう。
誰かに悩みを話したり、介護の時間から離れてみたりすることで、精神的・身体的ストレスが発散される可能性があります。無理しすぎず、なるべくストレスを溜め込まない介護生活を送りましょう。