介護の意味とは何か?介護の仕事について解説します!
高齢化社会が進む日本において、介護は重要視されています。
そのため、改めて介護をする意味とは何か、大切なこととは何かと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では介護の内容と大切なことを3つ紹介していきます!
介護とは、老齢や心身の障害などの原因により日常生活を営むことに支障がある人に対して、日常生活の動作・家事・健康管理・社会活動の援助などを行うことをいいます。
似ている言葉に、介助と看護という言葉があります。
介護との意味の違いは以下の通りです。
・介護のなかに、日常生活の介助が含まれる
・看護は、健康状態に回復するまでの支援をすることで、介護との大きな違いは医療行為に対応できる点
このように介護とは重要なお仕事であると言えます。
次に介護の仕事内容について解説していきます。
日本における介護の基本方針は以下の3つがあります。
自立支援
利用者本位
社会保険方式
このように高齢者の自立を支援し、利用者の選択により、多様な主体から保健医療サービス、福祉サービスを総合的に受けることができます。
3つの方針をもとに以下のようなサービスがあります。
・訪問系サービス
○訪問介護
○訪問看護
○訪問入浴介護
○居宅介護支援など
・通所系サービス
○通所介護
○通所リハビリテーションなど
○短期滞在系サービス
○短期入所生活介護など
・居住系サービス
○特定施設入居者生活介護
○認知症共同生活介護など
・入所系サービス
○介護老人福祉施設
○介護老人保健施設など
・介護予防サービス
○介護予防訪問介護
○介護予防通所リハビリ
利用者は、自分の目的に合わせてサービスを選ぶことができます!
介護の仕事をする上で大切なことが3つあります。
・生活や継続性
・自己決定の尊重
・残存能力の活用
介護職員に求められることは、高齢者の尊厳を守ること、そして本人の能力に応じて自立した日常生活を送れるように支援することです。
この基本の考えを持って介護の仕事に取り組むことが大切です。
また人生の先輩である高齢者の方々を敬う気持ち、接遇の心を忘れてはなりません。
利用者の方一人ひとりの思いを尊重し、相手の立場に立って介護を行うことが介護職員の務めです。
それでは1つ1つ解説していきます。
介護の仕事をする上で大切なこと1つ目は、生活の継続性をサポートすることです。
利用者様の生活環境や習慣をなるべく変えずに、可能な限り今までと近い暮らしを継続できるようにすることが大切です。
そのため介護で全てをサポートするのではなく、要所要所でサポートをするようにしましょう。
介護の仕事をする上で大切なこと2つ目は、利用者様の自己決定の尊重をすることです。
本人が望まない生き方や介護は行わず、高齢者自身が意思決定をし、周囲はその選択を尊重するようにしましょう。
介護の仕事をする上で大切なこと3つ目は、残存能力の活用です。
身体の、残っている機能を最大限活用し、日常生活の動作で本人ができることは何でも自分でやってもらうようにしましょう。
そうすることで利用者様自身の成長にも繋がっていきます。
介護の意味は人それぞれ解釈が違います。
しかし、利用者の思いを尊重すること、そのうえで日常生活を安心・安全に送れるようサポートすることというのが介護従事者の役目であることは間違いありません。
ぜひ今一度介護のことを考えてみるようにしてください。